AIっぽいダサデザインを脱却する

AIっぽいダサデザインを脱却する セットアップマニュアル

手順は5つです

Claude Codeに作らせた資料が どこかで見た顔になる人へ

Claude Codeに資料を作らせると それなりのものは出てくるんですよね。

でもなんかAIっぽい。

何回直させても抜けないし 直させるための言葉も出てこない。
僕もずっとそうでした。

腕の問題じゃないです。
渡してる情報の問題なんですよね。

このページは その渡し方の手順です。
上から順にやれば 今日中に1枚出せます。

集める 書く 投げる 検品する 直す

同じAIに 同じ題材で作らせた2枚です。

発注書を書いたときの承認済み図解
丸投げしたときのAIっぽい見本
丸投げしたとき発注書を書いたとき

違うのはAIの性能じゃなくて 渡した情報の量です。

30秒だけ前置き

描く係と 見る係を分けます

やってることはシンプルで AIを2体使ってます。

Claude Codeは記憶を持ってるほうです。過去の制作物もブランドのルールも全部読める。
ただし絵作りは弱い。

Codexは絵作りが強いほうです。
ただしブランドの前提を何も知らないので 放っておくと汎用のAIっぽい絵が返ってきます。

だから知ってる側が 発注書を書いて 描ける側に渡す。
出てきたものは また別のAIに見せて検品する。自分で作ったものを自分で見ると甘くなるんですよね。

指示書を書く 描く 検品する のループ指示書を書くから描くへ 描くから検品するへ 検品するから指示書を書くへ戻る循環 指示書を書く(Claude Code) 描く(Codex) 検品する(Claude Code)

※ ズレてたら2に戻る。一方通行じゃなくてループ

用意するもの

2つだけです。

01

Claude Code

もう使ってる前提です。指示書を書く係と 検品する係をやってもらいます。

02

Codex CLI

描く係です。ChatGPTの有料プランが要ります。

npm install -g @openai/codex

初回はChatGPTアカウントでのログインを求められます。
APIの従量課金じゃなくて 契約プランの枠を使う形です。

STEP 01

材料を3つ集める

材料は3つ

ここが9割です。
この3つが無いまま発注すると 何回投げ直してもAIっぽいものが返ってきます。

材料 1

合格ラインになる実物

過去に自分でOKを出した制作物を1つ選びます。
バナーでもスライドでもLPでもいい。絶対パスで渡せる場所に置いておきます。

無い人は 好きなデザインの自作物でいいです。それも無いなら手順1で止まります。ここが無い状態では この先は埋まりません。

材料 2

配色を16進で7〜8色

「ブランドカラーは水色です」では届きません。
自分の既存バナーから実際の色を吸い出します。

配色を吸い出すコード
python3 -c "
from PIL import Image
from collections import Counter
im = Image.open('banner.png').convert('RGB').resize((320,180))
for rgb, n in Counter(im.getdata()).most_common(12):
    print('#%02x%02x%02x' % rgb, n)
"

出てきた上位から 見出し用の濃い色 アクセント 背景の淡い色 本文のインク を選びます。
役割の名前を付けて並べるところまでやります。色だけ並べても伝わらないので。

材料 3

触らせないフォルダ

運用中のLPとか 承認済みの資産とか。
Codexは確認なしでファイルを触るので ここを書かないと事故ります。

STEP 02

発注書を書く

テンプレを埋めるだけ

下のテンプレをコピーして 〔 〕を埋めるだけです。
僕が現場で使ってる指示書そのままです。きれいに書き直したサンプルじゃないです。

発注テンプレの5つの骨格依頼、参照する実物、配色、触らせない場所、目視修正の5ブロック。参照する実物と配色が特に重要です。 ① 依頼作るもの ② 参照する実物最初に必ず見るものここが9割 ③ 配色配色ここが9割 ④ 触らせない場所やらないこと ⑤ 描いたら自分の目で見て直す成果物
初回発注テンプレ

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埋め方の要点 1

参照させる実物

手順1で選んだ実物を絶対パスで書きます。
「この密度・余白・品質が合格ラインの下限」と書き添えるのが効きます。これを入れた回は差し戻し0でした。

埋め方の要点 2

配色

役割名と16進をそのまま並べます。「これ以外を使わない」と書きます。

埋め方の要点 3

アイコン

絵文字風は禁止 細線 単色 淡い円背景。
どれを使うかはAIに任せていい。決めるのは条件のほうです。

埋め方の要点 4

最後の1行

描いたあと自分の目で見て直すループ。
これが一番でかいです。入れないと密度が落ちる。何回も再現しました。

STEP 03

投げる

打つのは1行

作業フォルダを作って さっきの発注書を prompt.md として置きます。
あとはこれを打つだけです。

cd ~/作業フォルダ
caffeinate -i codex exec --skip-git-repo-check -c "model_reasoning_effort=high" - < prompt.md
補足 1

caffeinate

これを付けないとMacがスリープして描画が止まります。
僕は130分かかったと思ってた描画の中身が 実働31分+スリープ99分だったことがあります。

caffeinateの有無による所要時間の違いなしでは実働31分とスリープ99分で合計130分。ありでは実働31分だけで完了します。 なし合計130分 31分99分(スリープ) あり31分で完了 実働31分だけで完了
補足 2

effort

図解1〜数枚なら high。大きいデッキや複雑な構成なら max。
config.toml が max 固定だと 軽い依頼まで遅くなります。

補足 3

待ち時間

15〜30分くらいです。終わるまで放っておいて大丈夫です。

STEP 04

検品する

別のAIに見せる

上がってきたら Claude Codeに検品させます。作った側に見せても甘くなるので 別のAIに見せます。

作った側ではなく別のAIへ検品を渡す流れCodexが出した成果物をCodex自身へ戻さず、Claude Codeへ渡して検品します。 Codex Claude Code 成果物
検品プロンプト

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目視の要点

コードを読むだけでは判定できません。必ず最終サイズで画像にして 自分の目でも見ます。

僕はこれで 白背景に白文字で完全に読めないカードを見つけたことがあります。
作った側の環境では正しく見えてるので この手の事故は検品でしか出てきません。

STEP 05

直す

直しは2種類

直しは2種類に分けます。ここを混ぜると時間が溶けます。

直したい内容による2つの分岐余白、文言1行、色コードはClaude Codeで自分で直し、構図、密度、書体、表現はCodexへ差し戻します。 直したいこと 自分で直す余白・文言1行色コードClaude Code1往復6〜13分の節約 差し戻す構図・密度書体・表現Codex

自分で直すもの

余白 文言1行 色コード。
判断が要らないものは Claude CodeHTMLを直させて再描画するだけ。1往復6〜13分の節約になります。

差し戻すもの

構図 密度 書体 表現。デザイン判断が要るものはCodexに戻します。

差し戻しテンプレ

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差し戻しのコツ

「なんか違う」では直りません。
症状を事実で書く。なぜダメかをルールと照合する。直す素材の候補を渡す。触らせない箇所を名指しする。この4つが入ってれば1回で戻ってきます。

実際どのくらいで回ってるか

0.67

差し戻しの平均です。承認済みの実物を先に見せた回は0回で通りました。

31

130分かかったと思ってた描画の中身です。残りの99分はMacがスリープで止まってただけでした。

130分の内訳実働31分とスリープ99分に分かれます。 実働31分スリープ99分 0130分

効かない人もいます

まずCodexが要ります。ChatGPTの有料プランのほうです。

あと 手順1の材料が無い人は そこで止まります。
配色も参照させる実物も無い状態だと この発注書は空欄のまま終わります。

AIっぽくなる原因はAIじゃなくて 渡す前提が無いことなので。

発注書を埋めるための2つの前提Codexの有料プランと手順1の材料が両方揃うと発注書が埋まります。どちらかが欠けると進めません。 CodexChatGPTの有料プラン 手順1の材料 発注書が埋まる

あと検品で拾えるのは はみ出しとか コントラストとか 色の逸脱までです。
「ダサい」は機械には出せません。最後は自分の目が要ります。

今回はデザインの話だけです。
AIっぽさは文章にも出るんですけど そっちは別の型があるので次に配ります。

Claude Codeの教科書、配ってます

ここまで読んで
「発注書のほうは分かった でもそもそもClaude Code自体まだ使いこなせてないな」
ってなった人 けっこういると思うんですよね。

僕が普段どう回してるかを1冊にまとめたやつがあります
無料なんで ぜひ受け取ってみてください

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